フッ素について
食品やフッ化物利用によって体に入ったフッ素は、歯や骨が作られるときに取り込まれているのです。
他の器官に蓄積することはなく、ほとんどが尿を通して排泄されるのです。
少しずつでよいけれども必ず摂らなければならない微量栄養素と呼ばれ、フッ素は大切な栄養素であるミネラルのひとつなのです。
現在の歯ブラシの構造と機能では、歯ブラシだけで歯垢を100%落とすことは不可能となっているのです。
そこで、フッ素入り歯磨剤を使用すれば、残された歯垢の齲蝕病原性を低下させることができるのです。
フッ素は自然界にも存在し、わかめ、海苔、魚介類、小魚、お茶などに多く含まれる歯を丈夫にする栄養素なのです。
虫歯予防のためのフッ素応用としては、フッ化物の液体やジェルを歯に塗布する方法、フッ化物の水溶液で洗口する方法、フッ化物を配合した歯磨剤を使用する方法などいくつかの方法があるのです。
私たちは、毎日食べ物や飲み物からフッ素を身体にとり入れているのです。
しかし、1日に必要なフッ素は、成人では1日あたり3〜4mgとされているのです。
虫歯予防としてフッ素を用いる場合、骨硬化症や斑状歯発生の可能性が論議されてきているのです。
しかしこれら虫歯予防に使用するフッ化物の量は少量であり、体の中に取り込まれるフッ素量を考慮して各種の処方がなされているため、歯科医の指導のもと正しくその方法が行なわれる限り、安全性について問題はないのです。
身近にある多くの食べ物に含まれているフッ素は、フッ素そのものだけでは存在しないのです。
ナトリウムと結びついたフッ化ナトリウム、カルシウムと結びついたフッ化カルシウムのように、必ずほかの物質と結びついて存在しているのです。
フッ素には齲蝕になりかけた部分の自然修復促進したり、歯垢の中で作られる酸の量を抑える働きがあるのす。
さらに長期間使用し続ければ、フッ素が歯に作用し、酸に溶けにくい強い歯にしてくれるのです。
毎日の食べ物や飲み物からとる量では、虫歯を予防するのに必要な量が不足しがちなのです。
そこで、何らかの形でフッ素を補う必要があるようです。フッ素は、ダウン症の出生頻度と関係があるとか、癌や甲状腺機能障害などの発生原因になるとか疑われたりしましたが、詳細な研究や調査の結果、いずれも関連のないことが証明されているのです。
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